こんにちは、れいしきです。
World of Tanksをプレイしていて、「自分は敵の攻撃を全て食らってしまうのに、自分の攻撃が敵に通らない……。」なんてことはありませんか?
それはズバリ、装甲の使い方を間違っているからです。戦車には硬い装甲と柔らかい弱点があり、いかに弱点を隠しながら硬い装甲で敵の攻撃を弾けるか。ここが撃ち合いに勝つうえで大切です。
例えば、ドイツTier8重戦車の「Tiger2」は比較的装甲が薄く、「柔らかいから使いにくい」と言われています。ただし、しっかり装甲の使い方が分かっていれば、Tiger2でTier8最強重戦車と名高いObj252U(Defender)にも撃ち勝つことが可能です。
本記事で紹介する装甲の使い方は以下の3つです。
- 攻撃に転じやすい昼飯
- 防御力の高い豚飯
- 攻防共に強いハルダウン
ちなみに、これは何も重戦車だけに限った話ではなく、中戦車や駆逐戦車にも通ずる話です。
重戦車で活躍したい人、重戦車に撃ち勝ちたい人は是非見てみてください。
動画も作ってみました。
<この記事は2020年6月に更新された記事です>
重戦車で活躍するなら、装甲の使い方を知ろう
重戦車で活躍するなら、装甲を上手く使わなければなりません。戦闘の主軸たる重戦車が早々にやられてしまっては、勝てる試合も勝てません。
冒頭でも書いた通り、堅い装甲を持つ重戦車であっても弱点があります。この弱点を上手く隠し、敵の攻撃を堅い装甲で防ぎながら、撃ち合いをする必要があります。
では具体的にどうやればいいのか?
昼飯・豚飯・ハルダウン。この3つの基本戦法を身に付けることが大切です。
昼飯とは?
昼飯とは、一見すると普通に撃ちに行く態勢ですが、上手く使うことで敵の攻撃を弾きながら敵に有効打を与えることができます。
この図のように、しっかりと角度を付けることで実質装甲厚が増加し、敵の攻撃を防げるようになります。前進しながら撃ちに行くため、敵に隠れられる前に撃ちに行けるのも大きなメリットです。
一方、多くの戦車にとって弱点である車体下部や、履帯ごと抜かれるリスクがあり、 純粋に防御力だけで見ると不安の残る方法です。基本的に敵の隙を突ける時に使います。
豚飯とは?
豚飯(豚式昼飯)とは、 バックしながら敵を撃ちに行く方法です。
この図のように、昼飯の欠点であった車体下部や履帯ごと抜かれるリスクが克服されています。バックしながら撃ちに行くため、スピードはない分、砲拡散(射撃のブレ)が抑えられ有効打が与えやすいのもメリットです。
また、豚飯は「射線を限定できる」という最大のメリットがあります。
この図のように、敵が複数であっても射線を限定することで疑似的な1対1が作り出せます。こうすることで、1対複数の状況であっても勝てるチャンスが生まれます。
ただし、豚飯は付ける角度がシビアで、慣れないうちは車体側面を貫通されてしまうと思います。
ここで、僕が過去に投稿したツイートを見てみます。
豚飯の角度の目安として、砲身が車体と履帯の境界上にくるくらいが良い。勿論、側面装甲によって角度は変わるので、実戦で試し微調整をしてその戦車にあった豚飯をしよう! #WoT pic.twitter.com/JmNeiZF3Pf
— れいしき@WoT初心者脱出ブログ (@reishiki8810) 2020年2月4日
豚飯をするときは、敵に向けた主砲が車体正面と側面の境目上に来る角度を目安にすると、効果的な豚飯になります。もちろん、戦車ごとに側面装甲は違ってきますから、実戦の中でその戦車に適した豚飯を探す必要があります。
ただ、戦闘中にどこを貫通されたのかを確認するのは至難の業。そこで、「Battle Hits Viewer」というModがとても役に立ちます。このModはAslain Mod Packから入れるのがオススメです。導入方法については、動画で解説しています。
豚飯のデメリットは、バックしながら撃ちに行くため敵に隠れられてしまうこと。場所を大きく取るので、狭い場所や味方と並んで撃ち合いする時には使えないことが挙げられます。
ハルダウンとは?
ハルダウンとは、一般的に装甲の厚い砲塔のみ敵に晒すことで、敵の攻撃を弾きながらこちらはダメージを与える方法です。砲塔装甲が薄い戦車であっても、被弾面積を減らすことができ、これもハルダウンと言えます。
この図のように、E75は段差を使ったハルダウンをすることで、弱点である車体下部を隠し、キューポラなども撃たれづらいため有利な立場にあります。
一方、段差下にいるIS7は自慢の楔型装甲の傾斜が殺されてしまい、簡単に貫通されてしまいます。
図を見ればわかると思いますが、ハルダウンをするには俯角(主砲を下に向けられる角度)が必要になります。俯角が8度~10度ほど取れる戦車は、一般的にハルダウンに向いていると言えます。
では、俯角が5度程度しか取れない戦車はハルダウンが使えないか、というとそうでもありません。俯角を使わないハルダウンがあります。
この画像のように、MAPに設置されている土砂や戦車の残骸を盾にすることで、砲塔のみを出しハルダウンをすることができます。この方法であれば、仮に俯角5度であっても十分にハルダウンが可能です。
また、稜線におけるハルダウンをする際には、上下だけでなく左右にも動くことで、敵の攻撃を貰うリスクを減らすことができます。
ハルダウンのコツは、上下だけでなく左右にも動いて、敵(僕の視点)のエイムを揺らすこと。 #WoT pic.twitter.com/s9p0TjVtbE
— れいしき@WoT初心者脱出ブログ (@reishiki8810) 2020年6月15日
重戦車の天敵、自走砲への対策方法
重戦車における装甲の使い方・敵の攻撃の弾き方を紹介してきましたが、それでもどうにもならないものがあります。
それは、自走砲による攻撃です。
重戦車は一般的に機動力が低く、隠蔽率も悪い(見つかりやすい)ため、自走砲に狙われやすいと言えます。さらに、自走砲が用いる弾種は榴弾であるため、装甲で弾くことが難しく、直撃せずとも爆風ダメージを食らってしまいます。
つまり、自走砲には装甲を使う以外の方法で対策をしなければなりません。
自走砲の攻撃を受けないためには、
- 障害物で自走砲の攻撃を防ぐ
- 味方と密集しない
- 一度自走砲に撃たれた場所にはしばらく行かない
- 自走砲のリロード時間を考えて行動する
これらが挙げられます。
1つ目は街MAPなどで使える効果的な方法ですが、平原MAPでは難しいでしょう。そんな時は、2つ目以降を意識します。
自分が敵の自走砲であれば、出来れば敵が密集しているところに撃ちたくなるはずです。なので、味方と戦線を構築するときも、敵に自走砲がいる場合は味方と密集しないことを意識します。また、一度自走砲に撃たれた場所は、その次も狙われる可能性が高いためリポジ(場所を移動)した方がいいでしょう。
もし敵の自走砲が1枚だけであれば、自走砲の着弾を確認したのちリロード時間中に前に出る、という方法もありますが、自走砲のリロード時間を知っていることが前提であり、初心者向けとは言えません。
これら全てを行ったとしても、自走砲からのダメージをゼロにすることは正直難しいと思います。ただし、少しでも被ダメージを減らすことで、撃ち合いで大胆な行動を起こせる余裕を持つことが大切だと思います。
装甲を上手く使って、重戦車で活躍する
ここまで、重戦車にとっては必須知識である、昼飯・豚飯・ハルダウン、さらには自走砲対策について紹介しました。
最後にポイントをまとめてみます。
装甲の使い方
- 昼飯は、防御力に不安は残るが攻撃しやすい戦法
- 豚飯は、少々扱いにくいが防御力が高い戦法
- ハルダウンは、攻防一体の強力な戦法
自走砲対策
- 障害物を活用する
- 密集しない
- 撃たれたら移動する
おまけ
重戦車で活躍するなら、というタイトルで書いていますが、もちろん装甲の使い方以外にも大切なことが沢山あります。
「えぇ…昼飯・豚飯・ハルダウンだけでもややこしいのに、もっとあるの?」
と思った方もいるかもしれません。確かに重戦車は中戦車と比べると難しいと言われることもあり、現状は苦境に立たされているかもしれません。
ただ、最前線で勇猛に戦い、敵の攻撃をものともせず圧倒的な力で敵の守りを突破する。その姿は誰から見てもカッコいいものです。
戦闘においても重戦車は要です。いわば戦闘を動かせる主役になります。難しいかもしれませんが、自走砲に乗っている敵に「ざまあみろ!」と引導を渡してあげようじゃありませんか。
質問等あればTwitterにて受け付けます。