こんにちは、れいしきです。
前回の記事で最強戦車、T95/FV4201 Chieftainについて紹介しました。最強戦車といえば、対核戦争用に作られた*1戦車、Obj279(e)を忘れてはいけません
WoT内でもチーフテンと肩を並べる強さです。
チーフテンはCWの報酬やオークションが入手経路でしたが、Obj279(e)はパーソナルミッション第2キャンペーンの報酬車両です。誰でも入手可能ですが、入手難易度はかなり高く、それゆえ性能もピカイチです。
であれば、まずは敵を知ることから始めましょう。
この記事では、
- Obj279(e)に勝つ方法
- Obj279(e)の強み
- Obj279(e)の弱点
を紹介していきます。
<この記事は2020年7/16に更新された記事です>
Obj279(e)に勝つ方法
Obj279(e)は入手難易度が高い故、その車両性能も高くかなりの強戦車です。独特な車体形状を始めてみたときは誰しもが驚くでしょう。
細かい性能は後述しますが、ざっくりいうと、主砲よし装甲よし機動力ふつう、な戦車です。 チーフテンと比べるとやや守り向けと言えるでしょう。
さて、そんなObj279(e)にどう挑みましょう。
複数の射線から攻撃する
Obj279(e)は特殊な車体形状をしており、ハルダウンをされるとまさしく鉄壁となります。俯角は5度しか取れないため一応キューポラは撃てますが、砲塔後半についているため中々狙いにくくなっています。
ですが、Obj279(e)もソ連お馴染み「装甲厚ではなく傾斜で弾く」考え方を強く受けています。そのため、一方向からでは鉄壁であっても多方向からの攻撃には為す術もありません。
Obj279(e)を「勝たせない」
チーフテンはオークションで取れるため、ボンズさえ貯めれば(言い方が悪いですが)弱い人でも取れてしまいます。
しかし、Obj279(e)に乗っているということは、パーソナルミッション第2キャンペーンを達成したということ。つまり、乗っている戦車兵はかなりの腕前であるということです。
果たしてそれほど上手なプレイヤーが側面を易々と取らせるでしょうか。
Obj279(e)の乗りても側面を取られると弱いことは百も承知、常にMAPを見ながら行動していることでしょう。
ではどうやってObj279(e)に勝てるのか。
チーフテンの記事でも同じ考え方をしましたが、Obj279(e)を「勝たせない」ことによって勝つことを考えてみます。
Obj279(e)はハルダウンが得意分野です。そこに正面からぶち当たっても返り討ちにあいます。
そこで、Obj279(e)がハルダウンしている時には無理に撃ち合わず、待ちます。Obj279(e)も稼ぎたいはずですから、しびれを切らして前進してくるはず。そうなれば鉄壁のハルダウンを自ら崩してくれたことになります。
平地にいるObj279(e)も結構強いですが、ハルダウンの時よりかは戦いやすいはず。もし平地のObj279(e)でも勝てないと感じたなら、確実に味方の援護が得られる場所で戦うことを意識します。
こうなると、「逃げてばっかりじゃないか!」と思われるかもしれません。
ただ、「勝たせない」ということは自分もObj279(e)にやられない、ということです。一歩引けばその分Obj279(e)は前に出てきて、すこしずつHPを減らしていくでしょう。しぶとく生き残り、Obj279(e)のHPが減ったタイミングで当て返せば負けにはならないはずです。
少し卑怯な手かもしれませんが、鉄壁の防御力を崩すにはこうするしか手がないと僕は思います。
めちゃめちゃチーフテンの記事と同じですが、要するにObj279(e)もチーフテンも強いから真正面から戦うのはキツイ、ということです。
Obj279(e)の何が強いの?
鉄壁の防御力とObj279(e)を紹介していますが、何がそこまでの強さを発揮させているんでしょうか。
WoTの車両性能で「強い」とされるのは、主砲の性能と車体性能がうまくマッチしている場合をいうことが多いです。
例)
頭が固く、俯角も取れてDPMが高い→スパコン
紙装甲な分、機動力と隠蔽が優れ高火力→バッチャ
これを踏まえた上でObj279(e)を考えてみましょう。
主砲
参考として、Obj277、チーフテン、スパコンを並べています。
簡単に抜き出すと、
単発ダメージ:440/440/530
貫通力:258/340/68
弾種:AP/HEAT/HE
俯角:5度
装填速度:8.48秒
※ラマー・戦友・食料あり
なんとDPMはチーフテンと全く同じ数値でした。びっくり。しかし、貫通力では340HEATとチーフテンよりも上回っています。
また、チーフテンやスパコンには敵いませんが、Obj277と比べると精度や照準速度が優秀で、ソ連らしからぬ扱いやすい主砲になっていることが分かります。
全体的に堅い装甲
Obj279(e)の砲塔はソ連戦車によく見られる「お椀型」砲塔で、かなりの硬さを誇っています。
詳細はTanks.ggを用いて見ていきます。
駆逐戦車の課金弾には流石に抜かれますが、重戦車の撃ち合いではキューポラ以外抜けないでしょう。
そして、Obj279(e)で最も特徴的なのがその車体装甲。見ての通り車体下部が存在せず、代わりに履帯が追加されています。
一般的な戦車の弱点といえば、車体下部、というのがセオリーですが、Obj279(e)の場合これが通じません。
また、車体上部も装甲厚自体は160mm程度と分厚くないですが、強い傾斜がかかっており、ハルダウンをすると315~350mmの硬になります。
明確な弱点がないことが、Obj279(e)の最も強いポイントですね。
機動力
最高速度40㎞、出力重量比14.17と、遅くはないが早くもない機動力です。
性能まとめ
- 単発440、340HEAT、俯角5度、悪くないDPM
- お椀型砲塔の防御
- 明確な弱点のない車体装甲
- 遅くない程度の機動力
機動力は若干見落としりますが、これだけの攻撃性能と防御力を持ちながら「遅くない」程度であり、全体的に優秀な性能といえるでしょう。
Obj279(e)の弱点
明確な弱点がない、ことがObj279(e)の強み、と紹介しましたが、とはいえどこかに弱点はあるはず。ここではObj279(e)のの弱点を探していきます。
狭い俯角
まずは俯角が5度とかなり狭いことが挙げられます。ハルダウンをしたいObj279(e)にとっては致命的な弱点といえるでしょう。
とはいえ、ソ連戦車は全体的に5度~6度ほどの俯角であるため、Obj279(e)を乗るレベルのプレイヤーならうまく扱えてしまうのかもしれません。
一定以上の貫通力には抜かれる
弱点がなく全体的に堅い装甲が、Obj279(e)の強みです。しかし、一定以上の貫通力を持つ戦車には割と普通に抜かれてしまいます。
左はWoT内最高貫通力のJg.Pz.E 100の420HEATで撃った場合、右は真上から見た場合です。
平地で正面から100突に撃たれると抜かれてしまい、ハルダウンしている時でも抜かれてしまいそうです。100突でなくても、傾斜を殺せれば340HEATでも結構車体を抜くことができます。
砲塔後部の天板は薄く30mmしかないため自走砲の榴弾が貫通する可能性があります。ハルダウンを主軸として戦う上では大きな欠点ともいえるでしょう。
ちなみに、車体下部は存在しませんが、車体底面は撃てるので、頭の片隅にでも置いておいてください。
ハルダウンしたら抜かれんやろ~みたいな適当な動きされたから抜いたった pic.twitter.com/415xwS4LX3
— れいしき@WoT初心者脱出ブログ (@reishiki8810) 2020年6月13日
弾薬庫が壊れやすい
そして、ここがObj279(e)の最も大きな欠陥、弾薬庫が壊れやすいことです。ソ連戦車は元々弾薬庫のモジュールHPが低いことが有名ですが、それに加えObj279(e)は弾薬庫判定の範囲が広く頻繁に壊れるようです。
Object 279 early internal modules and crew | Armor Inspector
この画像の黄色い部分が弾薬庫判定のある範囲です。車体正面の端から側面へと大きく広がっていますね。
そのため、搭乗員スキルの弾薬庫保護やディレクティブはもちろん、拡張パーツの湿式弾薬庫さえ選択肢に上がるほどのようです。
今後のアップデートで拡張パーツ2.0が予定されており、そこでは防御力をさらに上げる拡張パーツもあるようなので、それ次第では更に化けそうです。
Obj279(e)はチーフテンほど強くはない
これは僕個人的な感想ですが、データを見た感じでも、実際にランダム戦で戦ってみた感じでも、Obj279(e)はチーフテンより強くないと感じています。
全体的に堅い装甲を持っており、ハルダウンされると手が付けられせんが、車体装甲自体はそこまで硬いわけでもないため、340HEATなどの課金弾を使えば普通に戦えそうです。
また、チーフテンと同じくObj279(e)はヘイト(注目度)が高く、自走砲はもちろん色んな敵から警戒視されています。そのため、Obj279(e)視点に立ってみると敵は出てこないわ、自走砲には粘着されるわ、で結構つらいのではないかな、と思ったりもします。
ただ、これは乗ったことのある人しかわからないので正直わかりません。
とはいえ、Obj279(e)は最強レベルの強さを持っていることは変わりありません。一応誰でも入手可能なので、頑張ってパーソナルミッション進めていきましょう!
せめてキメラが欲しい(まだそこ)
*1:ちなみに、Obj279(e)は本名Obj726であり、Obj279の試作戦車っぽいです。