こんにちは、れいしきです。
今回は、フランスTier10重戦車第2ルートである、AMX M4 54について解説します。
実装当初からしばらくの間、辛酸をなめてきた戦車ですが、少し前のアプデにより超強化され、通常ツリー戦車の中では強戦車の一角となっています。その証拠に、集団戦を行うクランで「AMX M4 54開発してください!」と言われるほどに。
<2023年2月 追記!>
WoT公式からナーフ(弱体化)予定が発表されました・・・。詳細はアプデされてからでは分かりませんが、集団戦ではもう使われなくなる可能性が。開発途中の方は少し様子見するのが良さそうです。
【アップデート1.20】第2回公開テスト: 車輌に関する変更点 - World of Tanks
<追記おわり>
AMX M4 54の強みは、
・高めの単発とそこそこのDPM
・そこそこの防御力
・見た目以上の機動性
と、バランス型の重戦車です。
この記事では、そんなAMX M4 54の強み・弱みについて掘り下げていきます!
「AMX M4 54の強み・弱み」
強みは冒頭に上げた通り、走攻守がバランスよくまとまっている点です。これらを中心に、詳しく見ていきます。
・主砲性能<攻>
AMX M4 54には主砲が2つありますが、現状130mm一択と考えて問題ありません。
(120mm砲はSconの下位互換と言っていいでしょう・・・。)
130mm砲は単発560とそこそこ高い割に、通常拡張+αで10秒強で撃てる主砲です。単発が高く、4発でHP2400のチーフテン等々を瀕死に出来ます。
それでいてリロード時間も割と短く、DPMだけで見ればチーフテンやObj279eと同等です。
拡散・精度も悪くなく、俯角も8度取れるため、扱いやすさも備わっています。
一方で貫通力が金弾APで296mmと控えめな点がデメリットとなります。
ここからは少し細かい話になりますが、それらこそがAMX M4 54の強みをもたらしている部分になります。
まず、主砲口径が130mmあるため、120mmや122mmと比べて、モジュールダメージが大きいこと。弾薬庫破損や火災を引き起こさせやすく、Obj.279eなど弾薬庫が壊れやすい戦車に有効です。
金弾が強化APであることも強みです。APはAPCRと比べると弾速が遅かったり、貫通力が低い場合がほとんどです。一方で、標準化がAPCRよりもかなり大きいため、数値以上の貫通力が発揮できます。距離減衰が少ないのもメリット。
弾速が遅いことも、山なり軌道で飛んでいくため角度を殺しやすく、高い車高とのシナジーが出来ています。
そもそもバフにより296mmもあるので、貫通力不足に悩むことはあまりないでしょう。E100正面から抜けない?それは立ち回りを変えた方が良いでしょう・・・。
・防御性能<守>
続いて防御性能です。前章の最後に「E100を正面から抜けない?それは立ち回りを変えた方が・・・」と付けているように、この戦車、ガチ当たりはあまり強くありません。
以下、330mmHEATでの豚飯・正面時の画像です。
車体切り欠きのため、豚飯は厳しいでしょう。正面を向いている時が最も堅くなりますが、大きいキューポラが2つ付いており車体下部も広いため平地での撃ち合いはやや苦手。
俯角8度を活かし、ハルダウンで戦うのが基本となります。最大俯角でハルダウンすることにより、弱点であるキューポラ、あごをほぼ隠すことが出来ます。実際は車高が高いためキューポラはもっと狙いづらいでしょう。
防循は300mm一枚のため、真正面から撃たれると普通に抜かれます。以下の画像はObj.277のHEATで撃った場合ですが、しっかり当たれば防循はをぶち抜けます。
側面も分厚くないため、よそ見厳禁です。ちなみに車体天板は40mmなので130mm砲なら3倍ルールで抜けます。まぁ背が高いので出来るのは同じAMX M4 54かE100、Type5Hくらいですが、、、。
・機動性<走>
80tもある重戦車ですが、エンジン馬力が高く見た目以上の機動力を持っています。とはいえ、Obj.277などと比べるとかなり遅いのが実情です。タボチャは必須でしょう。
旋回など細かい操作にストレスはなく、キューポラや防循正面を抜かれないように小刻みに動いたり、陣地転換の問題もありません。
・拡張パーツ、搭乗員スキル、野戦改修
搭乗員スキルはいつも通り。AMX50Bルートと比べると1人増えるので注意。
拡張パーツは、装甲材、タボチャ、ラマーで確定です。
もともと拡散はかなり抑えめなのでスタビはなしでOK。あとはHPを増やして生存時間を伸ばしつつ、柔軟に立ち回れるようにタボチャを載せましょう。
野戦改修はご覧の通り。視認範囲orスタン時間(レベルV)はお好みですが、それ以外はこれでいいんじゃないかな。
・乗り方<走攻守>
AMX M4 54の性能を一言で言えば、「メイン盾してはいけない重戦車」です(個人的意見)。
低い貫通力(E100とかキツイ)、点在する弱点(ポラ、防循、切り欠き)、高い車高(自走に狙われやすい)
というように、メインタンクは厳しいでしょう。なくはない機動力を活かした中戦車寄りの立ち回りがおすすめ。中戦車相手なら十分正面張れます。器用さは劣るので射線管理やヘイト管理はしっかりと。
味方にメイン盾がいれば、その援護でサブ盾してもいいでしょう。どちらにせよ、同じポジにずっといるのは向いていません。定点防御よりも能動的な立ち回りが合っています。
集団戦では高い単発と、正面向いた状態が最も固いことからラッシュで使われます。ただやはり、快速HTと比べて足が遅いです。