WoT初心者脱出ブログ

WoT初心者脱出ブログ@れいしき

主にWoTの初心者〜中級者への攻略ブログです。たまに他のことも書きます。

【WoT】オホ車と学ぶ、3倍ルールのあれこれ

こんにちは、れいしきです。

このブログではWoTのゲームシステムについて解説し、その中に「3倍ルール」も紹介してきました。

しかし難しいルールであるため、今回は3倍ルールに絞って1つの記事にまとめて解説しようと思います。分かりやすいように3倍ルールの使える「O-HO」(通称:オホ車)を例にして紹介していきます。

 

実の所、3倍ルールを活かせる状況は稀です。 しかし、知っているか否かで勝敗を分かつこともあります。

ぜひ、この記事を読んでいただき、3倍ルールを使った攻撃が出来るようになって頂けたらと思います。

 

 

3倍ルールとは

3倍ルールとは、「主砲の口径が、着弾した装甲厚の3倍を超える数値の場合、強制跳弾を無効化する」という効果です。ただし、HEAT/HEには適用されず、AP/APCRのみの効果です。

 

強制跳弾とは

強制跳弾とは、装甲に対して砲弾の入射角がキツイ場合に、貫通力に関係なく跳弾(弾く)効果のことです。

弾種によって跳弾する入射角は変わり、

・AP/APCRなら70度

・HEATなら85度

・HEは跳弾しない

となっています。こう見るとHEATは跳弾しづらいことが分かりますね。

 

ちなみに、AP/APCRには標準化という効果があります。APは5度、APCRは2度分の装甲の角度を相殺する効果です。

この標準化があれば、APなら74度でも標準化によって実質69度だから強制跳弾しない!と思いますが、残念ながらそうはなりません。混同しないようにしましょう。

 

標準化・3倍ルールについて詳細はこちら↓

reishiki8810.hatenablog.com

 

3倍ルールの使い方

例を上げますと、

オホ車の15㎝砲の口径は正確には「149.1mm」です。

※cmで表記しているものの中にはこのようなケースがありますし、イギリス戦車などポンドで表されている場合はメートル法に置き換える必要があります。

つまり、この数値の1/3未満の装甲厚(49.7mm未満)であれば3倍ルールが活かせます。

 

 3倍ルールを効果的に実用できる戦車の例

ソ連など、122mm主砲を持つ戦車

 

・口径150mm以上の主砲を持つ戦車

 

 

 

しかし、主砲口径の1/3(O-HOの場合は49.7mm)の薄い装甲厚の重戦車なんてほとんどいません。では、どういったシチュエーションでこの3倍ルールが使えるかと言うと……。

 

 

 

3倍ルールが使えるシチュエーション

3倍ルールを活かすには大抵、相手の天板を狙うことが多いです。どの戦車にも共通して薄いのが天板です。多くの重戦車は20mm~50mm程度であり、十分3倍ルールが通用する範囲内です。

以下の画像のIS-3は「おでこ」が20mmと61mm以上の口径であれば3倍ルールが適用されます。さすがに重戦車これだけ薄いのは珍しいですが、IS-7の砲塔天板も30mm~50mmで車体天板も45mmと非常に薄くなっています。

IS-3の弱点

かの有名なIS-3の弱点「おでこ」はたった20mmしかない

 

ただし、天板を狙えるということは、オホ車のように背の高い戦車に乗っていて、かつ至近距離である必要があります。このようなシチュエーションはそうそう起こりませんし、別の弱点を狙った方が確実である場合がほとんどです。

 

しかし、だからこそ、知っているか否かで生まれる差があると僕は思います。なにより、3倍ルールを使ってぶち抜いた時の快感はたまりません!

 

3倍ルールの落とし穴

ここで勘違いしやすい所についてご紹介。

3倍ルールは「強制跳弾を無効化する」効果ですが、3倍ルールを適用されたからと言って必ず貫通出来るわけではありません。

 

たとえば、40mmの装甲を122mmの主砲口径で撃つと3倍ルールが適用され、強制跳弾は無効化されます。しかし、実質装甲厚が弾の貫通力より上回っている場合、普通に防弾となります。

<処理の流れ>

装甲が薄い所に大口径弾が当たる

3倍ルールか否か

3倍ルールが適用されると強制跳弾が無効化

貫通力計算

 

という流れです。まぁ3倍ルールが適用されるくらい薄い装甲で貫通力不足はほとんど起きませんけどね!

3倍ルールが適用されるということは2倍ルールも適用されるので、余計貫通しやすいからです。

 

至近距離での撃ち合いの場合

超重戦車のような背の高く口径のデカい戦車の場合、3倍ルールを使うことはたま~~にあります。また、至近距離、特にゼロ距離で車体を擦りながら撃ち合うときは車体下部などの弱点は狙いづらいため、車体天板・砲塔天板を狙った方が有効である場合も多いでしょう。

Obj/279eも例にもれず天板は薄いので、E100など背の高い戦車で近距離戦をすると簡単に抜けます!(天板狙うより車体正面狙った方が早いけど)

 

 

まとめ

・主砲口径が装甲厚の3倍超の場合、3倍ルールが適用され強制跳弾が無効化される

強制跳弾が無効化されるだけで貫通力計算は行われる

・15㎝と言いながら実際は149.1mmなんてこともある

・重戦車でも天板は薄く、3倍ルールが適用されやすい弱点!

 

正直、実戦で3倍ルールを用いることは中々ありませんが、AP/APCRには標準化もありますし大口径主砲なら課金弾HEATとは別に数発持っていっておいてもいいでしょう。

また、格上Tier重戦車でも天板は総じて薄いので、格下であっても大口径であれば有効打を与えられます。この機会にぜひ大口径主砲を使ってみてはいかがでしょうか!

 

最後に、オホ車、、、ではありませんが4式重戦車を過去にまとめた絵があるので供養しておきます。

画像