こんにちは、れいしきです。
CWEも終わり、しばらくすれば最強戦車チーフテンがランダム戦にいっぱい出てきます。
(この記事でのチーフテンはT95/FV4201 Chieftainのことです。)
今のうちに、チーフテンへの対抗策を考えておかないと、ただただ蹂躙されてガレージバックです。 強敵こそしっかりリサーチして長所と短所を把握しておくことが大切だと思います。
今回の記事では、
- チーフテンに勝つ方法
- チーフテンの長所
- チーフテンの弱点
について書いていきます。
ちなみに、この記事は半分自分のために書いています。
<この記事は7/15に更新された記事です>
チーフテンに勝つ方法
実際チーフテンはかなり強く、最強クラスの戦車です。細かい性能は記事後半で紹介しますが、ざっくり言うと、主砲よし装甲よし機動力よしの万能戦車です。
さて、そんなチーフテンにどう挑みましょう。
真っ向勝負では勝てない
まずは、車両性能で勝つことを考えてみました。しかし、現状チーフテンに正面での戦いで勝てる戦車はいないと僕は思いました。
真っ先に思い浮かんだのはObj279(e)です。Obj279(e)はAPCRに強いためかなり耐えることは出来ると思います。しかし、ハルダウンをしたチーフテンに有効打を与えることはかなり難しいでしょう。平地ではObj279(e)が抜かれてしまいます。あとは単純に入手難易度が高すぎることもありますね。
次に考えたのは60TP。15㎝の主砲から繰り出される榴弾は、結構なダメージを出し貫通できない相手への牽制として有効な手段です。しかし、15秒ほどリロード時間をかけて300~400ダメとはあまりにもDPMが悪く、またチーフテンの砲塔装甲は分厚い所で350mmもあるため大きなダメージは期待できません。
最後の切り札、主砲性能ではチーフテンを上回るスパコン。しかし、スパコンは防循横や防循ごとAPCRで抜かれてしまうため勝てないでしょう。
どうやら真っ向勝負でチーフテンに勝つことはかなり厳しいようです。
チーフテンを「勝たせない」
車両性能で勝てないことがわかりました。こうなったら、立ち回りでカバーするしかありません。真っ向勝負では勝てませんが、側面を取れば自慢の装甲も簡単に貫通可能です。
しかし、チーフテンを乗るほどのプレイヤーがそんな立ち回りをするでしょうか。
今でこそチーフテン所持者は増えていますが、入手方法がCWとオークションに限定されていることもあり、通常ツリーの戦車より乗り手の腕も高い傾向にあります。そんな戦車兵が側面を簡単に取られるようなミスをするとは考えにくいですよね。
ではどうすればチーフテンに勝てるのか。
ここで思考を転換し、チーフテンを「勝たせない」ことによって勝つことを思いついたんですよね。
「勝たせない」とはどういうことかというと、チーフテンにダメージを「稼がせない」ことです。つまりは、チーフテンが得意とする戦い方をさせずに、チーフテンの嫌う戦場で戦わせる考え方です。
チーフテンはハルダウンが得意分野です。そこに正面からぶち当たっても返り討ちにあいます。
そこで、チーフテンがハルダウンしている時には無理に撃ち合わず、待ちます。チーフテンも稼ぎたいはずですから、しびれを切らして前進してくるはず。そうでなくても、チーフテンは自走砲に狙われやすいため、稜線上でのハルダウンは長時間できません。そうなれば鉄壁のハルダウンを自ら崩してくれたことになります。
平地にいるチーフテンもある程度強いですが、ハルダウンの時よりかは戦いやすいはず。もし平地のチーフテンでも勝てないと感じたなら、確実に味方の援護が得られる場所で戦うことを意識します。
こうなると、「逃げてばっかりじゃないか!」と思われるかもしれません。
ただ、「勝たせない」ということは自分もチーフテンにやられない、ということです。一歩引けばその分チーフテンは前に出てきて、すこしずつHPを減らしていくでしょう。しぶとく生き残り、チーフテンのHPが減ったタイミングで当て返せば負けにはならないはずです。
少し卑怯な手かもしれませんが、車両性能で勝てない以上こうするしか手がないと僕は思います。
強い強いと言われるけど、チーフテンの何が強いの?
散々チーフテンが強い強いと言ってきました。そこで、チーフテンの何が強いのか紹介します。
WoTの車両性能で「強い」とされるのは、主砲の性能と車体性能がうまくマッチしている場合をいうことが多いです。
例)
頭が固く、俯角も取れてDPMが高い→スパコン
紙装甲な分、機動力と隠蔽が優れ高火力→バッチャ
これを踏まえた上でチーフテンを考えてみましょう。
主砲
参考として、Obj277とスパコンを並べています。
簡単に抜き出すと、
単発ダメージ:440/440/530
貫通力:270/322/140
弾種:APCR/APCR/HESH
俯角:10度
装填速度:8.48秒
※ラマー・戦友・食料あり
大きな差ではありませんが、精度や照準速度はスパコンにやや劣ります。
また、DPMはスパコンに大きく離されており、主砲性能だけ見ればスパコンに軍配が上がりそうですね。
他を寄せ付けない正面装甲
チーフテンといえば、砲塔が固い、というイメージがあると思います。
それは全く間違いではなく、駆逐戦車の課金弾でも抜きづらい硬さを持ちます。キューポラは一応あるものの、かなり小さいため弱点とは言いづらいですね。
砲塔装甲は分厚い所で350mmもある。しかも結構広く。
詳細はTanks.ggを用いて色々なパターンで試してみます。
上の画像はハルダウンしている時と豚飯している時のチーフテンを322APCRと340HEATで撃った時のシミュレーションです。ハルダウンは最大俯角の時なので、実際はこれよりも多少は柔らかいはずです。
見た感じ、砲塔装甲はかなり固いと言えます。重戦車での撃ち合いではかなり抜きにくいでしょう。一応キューポラは弱点ですが、かなり小さい上ハルダウンすると隠れます。ハルダウン時は、狭いですが砲身付け根がワンチャン抜けそうですね。
豚飯時でもかなり固く、向かって左側が若干うすいため、確率は低いですが15~20%ほどで抜けそうです。
車体はIS-4のような形で、傾斜を殺せれば斜めから貫通できそうです。
機動力
最大速度は46㎞と、ソ連快速重戦車と比べると見劣りしますが、出力重量比(要は加速)が16.5とObj277に迫る数値になっています。履帯性能も良いらしく、実際の機動力はかなりハイスペックなようです。
性能まとめ
主砲、装甲、機動力の面でざっとチーフテンについてまとめます。
- 単発440、322APCR、俯角10度、悪くないDPM
- 他を寄せ付けない硬さの砲塔装甲
- 強い傾斜の掛かった車体装甲
- IS-7並みの機動力
主砲だけ見れば、スパコンに。
装甲だけ見ればスパコンやIS-7に。
機動力だけ見ればObj277に。
それぞれの性能では劣ってはいますが、こうして並べてみると、走攻守、全てバランスよくまとまっています。
WoTでの「強い」は主砲と車体性能がマッチしている時と先ほどは書きましたが、まさしく万能ともいえる性能といえるでしょう。
最強戦車チーフテンの弱点は?
今まではチーフテンの強さを紹介しましたが、最強戦車といえど、どこかに弱点は必ずあるはずです。ここではチーフテンの弱点を探していきます。
モジュール配置
チーフテンのモジュール配置を紹介しようと思ったのですが、モジュール配置が分かるArmor InspecterにT95/FV4201 Chieftainのモジュール配置データがありませんでした。
ただ、チーフテンの車体はアメリカ中戦車T95E6と同じものなんです。装甲厚自体は違いますが、モジュール配置は同じだと思うので紹介します。砲塔に関しては、Chieftain Mk.6のものを参考にしています。
車体下部と後頭部に弾薬庫、車体背部に燃料タンクが配置されています。
モンハン風にしてみました。
装甲の弱点は?
左はWoT内最高貫通力のJg.Pz.E 100の420HEATで撃った場合、右は真上から見た場合です。
流石に平地で正面から100突に撃たれると抜かれてしまうようですが、ハルダウンしている時ならば弾けそうです。
一方、砲塔後部の天板は薄く35mmしかないため自走砲の榴弾が貫通する可能性があります。ハルダウンを主軸として戦う上では大きな欠点ともいえるでしょう。
APCR
チーフテンの弾種は通常弾・課金弾ともにAPCRであり、弾速や標準化、空間装甲に強いというメリットがあります。一方、HEATと比べると強制跳弾しやすいため、Obj279(e)相手だと厳しい場合もあります。
HEATになれている人にとっては、APCRに苦手意識を持つ人もいるかもしれません。
チーフテンは強敵である
チーフテンの性能を知り、弱点を知りました。それでもどうやら強敵なのは変わらず、記事前半のような「勝たせない」戦い方しか僕は思いつきませんでした。
ただ、これだけ強いとそれだけヘイト(注目度)も高く、自走砲を筆頭に、大口径砲には榴弾を投げつけられるでしょう。
更にはチーフテンには勝てないと悟り、敵は出てこない。稼げない。
チーフテンは強すぎるあまり、実際に乗ってみたら楽しくないんじゃないか、と思えてきます。こればっかりは持っていないのでわかりませんが、、、。
なので僕はチーフテンを狙わず、ボンズで121Bを買おうと思います。
ちなみに、この記事はチーフテンだけで3933文字にもなりました。