こんにちは、れいしきです。
ついに、ついに出ました、搭乗員スキル2.0のサンドボックス!
結構前から「搭乗員スキル2.0を計画しています」という情報はあったものの、長らくその情報はありませんでした。
しかし、ついにWoT公式からお知らせが!
【 サンドボックス 】
— World of Tanks 日本公式 (@WoT_Japan) 2021年2月23日
新しい搭乗員システムのテストが始まります!
テスト期間▶2/23~3/1
詳細▶https://t.co/JGuRrEHh6J
☑搭乗員を1人に集約
→複数の搭乗員を車長1人に集約。
☑完全に刷新されたスキルシステム
→取得したスキルポイントを各スキルに配分することで効果を発揮。#WoT pic.twitter.com/MeNuZtLzOA
今回は、発表された現段階での搭乗員スキル2.0についてまとめていきます。
※あくまでもテストであるため、実装時とは異なる場合があります。
現状の搭乗員スキルの悩み
まずは、現状の搭乗員スキルの問題点、いわば搭乗員スキル1.0の悩みについて見てみましょう。
「そんなことどうでもいい!さっさと搭乗員スキル2.0の詳細を教えろォ!」って方は飛ばしてください(笑)
・システムが難しい
今までの搭乗員スキルは種類も多く、効果の大きさもまばらで、しかもスキルを取る毎に必要EXPがかなり大きくなっています。
訓練レベル、取っておきたいスキル、必要経験値、経験値の効率的な稼ぎ方、載せ替え時の注意点、スキルリセットの注意点、スキルの効果、取る順番…。
過去にこのブログで、搭乗員スキルについて解説しましたが、右も左もわからない初心者にはとてもではないが、難しすぎるように思えました。
・第六感を取るまでが大変
また、超必須スキルである第六感すら、習得するまでに長い時間がかかってしまいます。
最近ではゼロスキルとして元から第六感を持っている乗員や、ディレクティブなども増えてはいますが、初心者にとっては中々貰えないものなので、やはり自力で育てるしかありません。
そうなると、第六感すらない状態で毛量跋扈のランダム戦を戦わなければなりません。
知識的、技術的にもまだまだの初心者が、車両性能面でさえも劣るとなれば心が折れても仕方ないといえるでしょう。
・死にスキルがある
ある程度WoTをやられている戦車兵なら分かると思いますが、まっっっっっったく使わないスキルがいくつかあります。無線距離を伸ばすやつとかですね(笑)
こういった「死にスキル」がちょいちょいあり、その上無線手に限って専任スキルに死にスキルが多く、「取るべきまともなスキルがない!!」という状況にさえ陥ってしまうことも。
・育てるのにとても時間がかかる
第六感のところにも共通しますが、今の搭乗員レベルを上げるのはかなり時間がかかります。プレミアム戦車やリザーブを有効活用することで、かなりスピードアップ出来ますが、初心者にとっては難しいでしょう。
まず、職能レベルを100%まで上げてから、やっと搭乗員スキルに入るわけです。当然、時間がかかりますし、その間は弱い乗員のまま戦わざる負えません。
搭乗員スキル2.0で変わること
上記の通り、現状の搭乗員スキルには問題点がちらほら伺えます。これらの解決になるのかどうか、本題の搭乗員スキル2.0の変更点を見ていきましょう!
搭乗員は車長一人
搭乗員スキル2.0では、WoWsよろしく、乗員は車長一人になります。これによって、スキルや育成の管理がかなり簡単になると思われます。
とはいっても、車長一人で戦車を動かすわけではなく、当然、他の操縦手や装填手もしっかりいます。あくまで育てるのが車長一人で良くなった、という感じですね。
つまり、戦闘中に「砲手が死んだ!!」とかは普通に起こりうる、ということです。
新しいスキルシステム
今までの、いわば搭乗員スキル1.0から完全に刷新された、搭乗員スキル2.0のシステムの解説です。
まず、車長レベルを1レベル上げると、1スキルポイントが貰えます。貰えるスキルポイントは最大75ポイントで、76レベルからは貰えなくなります。
RPGなどをやったことのあるプレイヤーなら分かりやすいと思いますが、このスキルポイントを振っていく感じになります。
一つのスキルは、最大で10ポイントまで降ることができ、最大効果を発揮します。
スキルは全部で20種類あるため、今までのような全部のスキルを頑張って100%習得するのは不可能になります。
一つのスキルに1ポイントずつで全部取ったとしても、一つ一つの効果が弱すぎて話にならないらしいです。基本的には取捨選択をして、10ポイントずつ振っていくのがベターになりそうです。
ちなみに、スキルレベルは最大で10と言いましたが、後述する教導隊員や、ディレクティブによってその上限を超える数値にすることができます。ディレクティブは2ポイント分上昇するようです。
搭乗員の車両適正
今までは、適性の違う戦車に乗員を乗せ換えると、訓練レベル(プライマリスキル)が下がっていました。
搭乗員スキル2.0では、全車両の搭乗員が初めから訓練レベル100%になっており、レベル10に到達すると、EXP or ゲーム内通貨を使用して再訓練を行い、適正を変えることができます。
・無料で適正を変更 → 取得済EXPから一定量が引かれる。レベルは下がらない。
・クレジットを払う → 差し引かれるEXP量が減少。
・ゴールドで支払う → EXPを失わず、スキルポイントのリセットも可能。
さらに、搭乗員スキル2.0では、どの乗員でも、同じ国籍・車両タイプであれば、2両まで追加で車両適正を得ることができます。
この追加分の適正スロットは、特定のレベルに到達するたびにアンロックされます。ただし、レベルに達していなくてもゴールドで解放することもできます。
新しい概念、教導隊員
現在、チャックノリスや雪の精などの、特殊な搭乗員が数多く存在します。しかし、搭乗員スキル2.0では全て「教導隊員」に変更されます。
教導隊員とは、車長に割り当てることで特定のスキルにボーナスが加算されたり、取得EXPが増加します。場合によっては、スキルレベルの上限である10を超えることも。
車長1人につき、最大で4名まで教導隊員は割り当てられ、車長レベルが15,30,45,60と上昇するにつれて選択できる人数が増加します。
また、教導隊員にはボーナス効果の高さに応じた「クラス」があり、
・ゼロスキルが1つ → クラスⅢの教導隊員
・ゼロスキルが2つ → クラスⅡの教導隊員
・クラスⅠの教導隊員は今後実装予定
と分けられます。
搭乗員スキル2.0の一覧
さて、一番気になる話題、搭乗員スキル2.0の実際の効果について紹介していきます。
スキルのジャンル分け
まず、それぞれのスキルにはジャンル分けがされており、
・機動訓練
・射撃訓練
・整備訓練
・操縦訓練
・実地訓練
に分けられます。各訓練コースには、それぞれ5スキルずつあります。
分けるといっても、このコースの訓練にあるスキルしかとれない、というわけではないので、基本的には理解しやすいように分けた、という感じですね。
なお、各訓練コースに合計で30ポイント以上振ることで、上位互換的なスキル「Talents」が解放されます。Talentsを習得するのにスキルポイントは要りません。
各スキルの効果一覧
それでは、詳細な効果を紹介していきます。まだ日本語名は検討中とのことで、名称は英語のままになっています。
なお、第六感については先述の通り、元からついてますのでご安心を。
機動訓練
・Quick Reaction
敵車両を発見してから10秒経つまでの照準時間が、1ポイントにつき0.75%短縮される。タイマーは新たな敵車両を発見するたびにリセットされる。
・Eyes Open (類似スキル:状況判断力)
視認範囲が1ポイントにつき0.4%拡大される。
車両の操縦性が1ポイントにつき0.5%向上する。スタン中 or 負傷した乗員がいる場合は効果は発揮されない。
・Target Tracking
最大描写範囲内の敵にダメージを与えてから30秒経つまでに、その敵を視認できる時間が1ポイントにつき0.2秒延長される。
・Rationing
消耗品を初めて使ったときのクールダウン時間が1ポイントにつき3%短縮される。(最大で90秒→63秒)
・Fighting Spirit
Talentsスキル。敵チームに対して、自分の基本HPの50%以上のダメージを与えると、敵を1両撃破するたびに車両の操縦性が2.5%ずつ向上する。最大で3回まで効果は発動し、7.5%まで累算される。
・Team Spirit
Talentsスキル。自分の基本HPの75%以上のアシストダメージをするたびに、車両の操縦性が2.5%ずつ向上する。最大で3回まで発動し、7.5%まで累算される。
射撃訓練
・Vulnerability Expert (類似スキル:射撃の名手)
HE、HESH以外を命中させたときに、敵に重大な損傷を与える確率が、1ポイントにつき1%ずつ上昇する。
・Fast Aiming
静止時の照準時間が、1ポイントにつき0.25%短縮される。
・Adrenaline Rush (アドレナリンラッシュが強化)
自分の残りHPが一定ラインを下回ると、装填時間が7%短縮される。発動条件の残りHPは、1ポイントにつき5%ずつ上昇する。
例)10ポイント振ると、残りHPが50%を下回ると、装填時間が7%短縮。
・Concentration
与ダメージの上振れ・下振れの幅が、1ポイントにつき0.5%減少する。つまり、最大で25%→20%のブレ幅。
・Smooth Turret Traverse (類似スキル:速射)
砲塔 or 主砲旋回中の拡散が、1ポイントにつき0.75%ずつ軽減される。移動中、車体旋回中には効果なし。
・Rapid Fire
Talentsスキル。敵にダメージ or 重大な損傷を与えると、照準時間が10%短縮、移動中・車体旋回中・砲塔旋回中の拡散が10%軽減。装填完了から5秒経つと効果が失われる。
・Clean Shot
Talentsスキル。装填完了から5秒経つと、単発ダメージと貫通力のブレ幅の下限が10%上昇する。この効果は射撃を行うたびにリセットされる。
整備訓練
・Concealment (類似スキル:カモフラージュ)
隠蔽率が1ポイントにつき8%上昇する。火災時は発揮されない。
※隠蔽率が80%増えるのではなく、1.8倍になるということ。
・Quick Repair (類似スキル:修理)
修理速度が1ポイントにつき8%短縮される。火災時は発揮されない。
・Pain Threshold
1ポイントにつき、乗員の負傷確率が1%ずつ低下、乗員が負傷したときのペナルティーが5%ずつ軽減される。
・Firefighting (類似スキル:消化)
1ポイントにつき、エンジンの火災発生率が3%低下、消化時間が8%ずつ短縮される。
・Safety Measures
1ポイントにつき、内部モジュールの耐久HPが3%ずつ上昇し、損傷時のペナルティーが5%ずつ軽減される。
・Alarm Signal
Talentsスキル。第六感が発動してから10秒間、乗員の負傷確率が50%低下、スタン時間が10%短縮される。
・Nerves of Steel
Talentsスキル。装甲でダメージを防ぐと、10秒間主砲拡散が15%軽減される。
操縦訓練
・Pedal to the Metal
前後に直進するときの加速度が、1ポイントにつき、0.5%上昇する。
・Off-Road Driving (オフロード走行の調整)
全地盤の地面との摩擦抵抗が1ポイントにつき0.5%低下する。
・Clutch Braking (クラッチの名手の調整)
車体の旋回速度が1ポイントにつき0.5%上昇する。装輪戦車の場合、操舵速度が上昇する。
・Smooth Ride (スムーズな運転の調整)
移動中 or 車体旋回中の拡散が、1ポイントにつき0.4%軽減される。砲塔 or 主砲旋回の拡散には影響しない。
40㎞/h以上で移動 or 旋回時の拡散が1%ずつ縮小される。砲塔 or 主砲旋回時の拡散には影響しない。
・Active Recon
Talentsスキル。移動開始から5秒経つと、最大視認範囲が3%向上し、装填時間が3%短縮される。移動停止するとリセットされる。
・Quick Start
Talentsスキル。車両の加速と車体の旋回速度が10%上昇する。この効果は1度でもダメージを受けると解除される。
実地訓練
・Old Guard
1ポイントにつき、内部モジュールの損傷 or 乗員の負傷時に、更なる損傷や負傷の発生確率を0.5%ずつ低下させる。この効果は最大で3回まで累算される。
・Intuition (類似スキル:直感)
装填完了後の弾種の切り替えに要する時間が、1ポイントにつき6%短縮される。
・Group Tactics
自分の周囲50m以内に同じタイプの味方車両がいると、車両の操縦性が1ポイントにつき0.25%向上する。
・Close Combat
自分の周囲50m以内に敵がいると、車両の操縦性が1ポイントにつき0.25%向上する。
・Ramming Tactics (類似スキル:衝突の制御)
1ポイントにつき、体当たりによって与えるダメージが2%上昇し、体当たりで受けるダメージが2%低下する。また、体当たりでダメージを与えた後の10秒間、後方への加速性能が2%ずつ上昇する。
・Applied Medicine
Talentsスキル。救急キットを使用してから20秒間、車両の操縦性が10%向上する。救急キットのクールタイムが30%延長される。なお、負傷乗員がいなくても救急キットは使える。
・Applied Mechanics
Talentsスキル。修理キットを使用してから20秒間、装填時間が7.5%短縮される。修理キットのクールタイムが30%延長される。なお、損傷がなくても修理キットは使える。
搭乗員スキル2.0への変換方法
注意点として、今までの搭乗員は勝手に搭乗員スキル2.0には変換されません。そのまま戦闘に出てしまうと、第六感以外のスキルは全て無効化されているため、戦闘に出る前にしっかり搭乗員スキル2.0に変換する必要があります。
搭乗員スキル2.0では、乗員は車長一人に集約されるわけですが、今までの4人だったり5人だったりの経験値はどこにいくんだ、という話になりますよね。
安心してください、ちゃんと変換できます!
変換式は、
(今までの搭乗員が得た総経験値) ÷ (搭乗員の人数)= (リニューアル車長)
となっています。
ちなみに、変換を行わず、記念に8スキル乗員を残しておく、なんてこともできるようです。
終わりに
ここで紹介した以外にも、兵舎がなくなって居室というものが増えたりしていますが、なんかどうでもよさそうなので割愛。
なお、新しいスキルシステムのシミュレーションが公式ページで行えるので、ぜひチェックしてみてください!